Monday, March 25, 2013
the story behind the quilt
applique quilt top ( detail )
birds and hexagon flowers pattern
artist unknown
わたしにアメリカンフォークアートと英語を教えてくれた
友人であり、先生であり、アメリカの母であるMから
数年前に譲り受けた数枚のキルトのうちの一枚。
1インチほどの小さなヘキサゴン(六角形)の花のモチーフに
小鳥がところどころちりばめられた、アプリケのキルトトップです。
それは素晴らしくていねいな仕事が施されています。
制作年代は不明ですが、生地のプリントから見ると
おそらく1880−1900年。
実は彼女もこのキルトを、彼女の友人から譲り受けています。
" Lost & Found "- このキルトは、NYの地下鉄の”忘れ物”。
定められた一定期間内に誰からも問い合わせがなかったため、
当時(1970年代後半)マンハッタンにあった機関で、
ほかの忘れ物とともに集められて、販売されていました。
その友人は、この美しいキルトの持ち主から問い合わせされる事もなく
こうしてリセールされてしまっているのかがどうにも不思議で、
「これは僕が買わなきゃいけないと思い、破格で買い求めた」のだそうで、 それがまわりまわって彼女を通してわたしの手に渡り、こうしてなぜか東京まで。
なんかね、そこに意味とかあるような気もするんですよ。
いつか、全体像を写真に撮って、お見せしたい。
実はとても大きくて、俯瞰で全体を撮りきれないのです。
置き忘れていくには、あまりに大きくて、美しい一枚。
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